2、痛みはないが外反母趾
笠原先生の原因解説
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痛みはないが外反母趾の施術法
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外反母趾の症状
親指が小指側に15度以上曲がっているものを外反母趾といいます。30度以上曲がったものは進行した後期の外反母趾となります。
親指の付け根が腫れてきて痛んだり、"バニオン"といわれる袋ができたりします。
ひと口に外反母趾といっても、実際は大きく分けて5パターン存在します。

実は外反母趾で痛みがあるという人は、全体から見るとそんなに多くはありません。しかし、その方たちのほとんどが肩こり、頭痛、足・ひざ・腰・首の慢性的な痛みなどの不調を抱えているという事実を見逃してはいけません。更に、ひどいギックリ腰を経験したことがあったり、足・ひざ・腰・首などが痛くなったり治ったりを繰り返していることが多くあります。また、めまい・不眠・便秘・胃腸の機能低下・自律神経失調などの不調をあわせ持っている人もたくさんいます。これらの意味することは、足に痛みがないからといって安心できないということです。
一見関係がないように感じるかもしれませんが、痛くなったり、治まったりの繰り返しをしながら次第に変形が進み、親指が内側に15度以上歪んでしまうと、足裏のバランスが狂って身体の上部へ悪影響を及ぼすことになるのです。
もっとわかりやすく説明しましょう。足指が踏ん張っていると正しい3点歩行ができ、歩く度に発生する地面からのドシンドシンという衝撃とねじれを吸収してくれます。しかし、外反母趾があると、かかとと指の付け根だけで歩く不安定な2点歩行となり、歩くたびに地面からの衝撃とねじれを無害化できず、身体の上部に伝えてしまうのです。それを長年繰り返すと、じわじわと関節面を圧迫・変形させるため、結果としてひざ・腰・首などの慢性痛や肩コリ・頭痛・自律神経失調症などの不調を起こしてしまうのです。
原因がはっきりしない腰痛・ひざ痛などで悩んでいる方、土台である足を見てみて下さい。痛みはなくても外反母趾はありませんか?外反母趾は痛みや変形よりも、不安定な足裏から2次的障害につながってしまうことが問題なのです。
外反母趾の原因
1.「足底反射障害」
現代人は歩き始めより足を靴や靴下で覆い、足裏に危険があるようなデコボコ道を歩かないため、足裏の刺激不足から踏ん張る力「足底反射」が起こらなくなったことが一番の原因なのです。
逆に、裸足でデコボコ道を歩き回っている国の人たちの足は踏ん張る本能をもっています。現代人は足裏の刺激不足のために、この本能が働かず、足指の踏ん張る力が弱くなり、重力の負担に負けてしまっているのです。その結果、親指の付け根を打ち付けすぎて骨が出っ張ったり、アーチが緩んで親指が曲がってくるのです。
2.「ロック歩行」
更に、弱った足で靴を履き続けるので、足指を靴の先に引っ掛けて身体の安定を保とうとします。特にパンプスやスリッパを履くと、脱げないように指を上げてロックさせるので、親指の付け根で歩く癖がついてしまいます。
3.「先の細い靴」
こうして次第に衰えた足指は、ヒールやパンプスなどの先細の靴に合わされていくのです。ヒールやパンプスなど先の細い靴は外反母趾の一番の原因ではないのです。
外反母趾の対処法
足裏バランステーピング法で、緩んだ足裏のアーチを再生して指を踏ん張らせることが大切です。足に痛みがなくても、足裏が歪んでいるということは必ずその不安定を上部で補い、結果身体が歪んだり、関節面が変形するなど悪影響を及ぼしているのです。また、何も処置をしないと変形が更に進んでしまうこともありますので早めの対応を心がけましょう。変形は最大30%まで、100%までは戻りませんが、足裏アーチを補強して、もう一度指を使って歩けるように足裏の筋力をつけることの方が大事なのです。それ以上ひどくさせないこと、足裏の免震機能をつけることです。
- テーピングが難しいという方は、テーピングの原理を内蔵した「外反母趾サポーター」や「3本指テーピング靴下」で対応するとよいでしょう。
- 歪んだ足で歩くと、地面からの有害なストレス「衝撃波とねじれ波」を身体の上部に伝えてしまうので、クッション性のいい人工筋肉素材の免震インソールを使用し、人間のかかとの柔らかさに近づけることで、足・ひざ・腰・首を守りましょう。
- 痛みがないからといって何の処置・予防をしないと、進行してしまうので、早めに専門家にご相談下さい。
- 医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。医師の判断を優先され、あくまでも参考として下さい。
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