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手の爪のすぐ下の第1関節が太く変形する病気で、指が太くなったり、ものを取る時ぶつかると突き指のような痛みを起こすこともあります。
ここまではご存知の方がいるかもしれませんが、実は手の指以外に足の指やひざ・腰・首にも発症し、それぞれの関節を変形・疲労骨折させ、長引く痛みや傷害を起こしているのです。
整形外科や接骨院を訪れる中高年の患者さんの7人に1人程の割合で見られるのですが、残念なことにこれだけ多いにも関わらずこの事実が全く知られていないのです。
そして「足に出たヘバーデン」については全くと言っていいほど周知されていません。まず"普通の外反母趾"と同じように対処・治療では不十分であるということを認識しなければなりません。なぜなら、へバーデンは進行性であり、放っておいた結果「ひどい外反母趾」へと進行させてしまっている方が極めて多いのです。
「ヘバーデンと外反母趾との関係」を追及しなければ、対策も対処法も分からなくなってしまいます。また、初期のヘバーデンは見落とされがちですが、後に身体の上部に2次的障害を引き起こしてしまうということも知らなければなりません。

まず、手の指にへバーデンがあると、足の指に発症している、または今後発症する確率が高いのです。そして、手首付け根(第1中手骨部)の骨が出っ張っているかどうかもチェックしましょう。そして、最もわかりやすいのが、『足の親指が外側にねじれて爪が外を向く』ということです。
急性の場合は激しい痛みと腫れが出ます。痛みがない場合はひどい変形です。
この他、季節の変わり目や歩き始めに痛み、昼間は治まってくるなどの症状があります。
そして、第2指や4指の付け根に疲労骨折を起こしていることも足へバーデンの中に多く見られる症状のひとつです。
足ヘバーデンは体重が乗る分、骨を破壊して足の骨格をひどく変形させ、変形した部分の骨を繰り返し地面に打ち付けて歩くことによって、つけ根の骨を疲労骨折させたりします。
これが第4 指のつけ根に起きたものが「モートン病」と呼ばれるものです。これらはひどくならないとX線には写らないので油断しないことです。
また、足指の形がバラバラに崩れ、指のつけ根部分が歩行時に地面に多く当たるようになると、角質層が厚くなり中の骨を守るための防御反応として、ひどいタコができます。
どうして発症する人としない人にわかれるのか、その原因についてはまだ不明ですが、活性酸素による自己免疫疾患、膠原病説、ビタミン・ミネラル摂取不足の体質、あるいは病原菌に対する感染説などがあります。
へバーデンは、関節を変形させてしまうリウマチとは異なりますが、同じように関節の変形・微細な疲労骨折を起こします。
関節リウマチは血液検査ですぐ分かりますが、へバーデンは分からないのです。
足のヘバーデンは体重が乗るため軟骨が崩れやすく、何もしないと殆どの場合、ひどい外反母趾へと進行してしまいます。痛みのある場合はなおさらです。
対処法としては以前にも説明している外反母趾の対処法と同じ「痛みのある場合のテーピング法」が効果的です。包帯で中足関節を固定し、テーピングで足裏のバランスを整えておくと負担が軽くなり、急性であっても2~3ヶ月で痛みも変形も治まり最小限に食い止めることができます。
テーピングができない人は、家の中では専用のダブルサポーターを使用し、出かける時は包帯で中足関節を弱めに固定し、更にその包帯がズレないようにテープで上下を止めてから3本指のテーピング靴下を履いて下さい。
また、靴の中には2次的障害を防ぐ目的で、人工筋肉素材の免震インソールが必要不可欠となります。注意点として、足ヘバーデンにより第2指のつけ根に以前から変形や疲労骨折が潜在的に蓄積している人は、3本指テーピング靴下のテーピング機能の弾力性で初めて痛みが出てくる場合があります。この疑いがある場合は、テーピング靴下を履く前に、第2のつけ根を上下から強くつまんでみると痛みがあったり、骨が太くなっているのですぐ分かります。

![]() 痛みのある場合の テーピング法 |
![]() 外反内反Wサポーター |
![]() 包帯とテーピング 靴下の併用 |
![]() 免震インソール |