足ヘバーデンの改善策
施術で治す場合
前述したとおり、足ヘバーデンは重力の負担がかかるため、特に骨の変形や疲労骨折を起こすリスクが非常に高い。そのため、重力の負担を軽減する「固定」による保存的療法がもっともよいとされます。
「痛みのある場合のテーピング法」では中足関節に5裂の包帯を5~6周巻き、その上から足裏バランステーピング法により、足裏のバランスを整え続けることで、ほとんどの場合3~4ヶ月で痛みは改善できます。変形や損傷を長期間放置してしまった場合は6ヶ月~1年以上かかる場合もあります。
同時に骨の破壊と変形の進行を少しでも食い止めるために、テーピングの上からサラシ包帯による足首固定を施す場合があります。
自分で治す場合
仕事や外出時に!!
地面からの過剰な衝撃とねじれを吸収無害化
- 【特徴】
- ● 滑りにくい素材で日常ウォーキングにおすすめ。人工筋肉素材「ソルボ」の心地良いクッション性で、地面から繰り返される過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。かかと7mm厚型タイプ。
価格4,800円(税別)
テーピングができない人は、家の中では専用のダブルサポーターを使用し、出かける時は包帯で中足関節を弱めに固定し、更にその包帯がズレないようにテープで上下を止めてから3本指のテーピング靴下を履いて下さい。
また、靴の中には2次的障害を防ぐ目的で、人工筋肉素材の免震インソールが必要不可欠となります。
外反内反ダブルサポーター
外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)
免震インソール
注意点として、足ヘバーデンにより第2指のつけ根に以前から変形や疲労骨折が潜在的に蓄積している人は、3本指テーピング靴下のテーピング機能の弾力性で初めて痛みが出てくる場合があります。この疑いがある場合は、テーピング靴下を履く前に、第2のつけ根を上下から強くつまんでみると痛みがあったり、骨が太くなっているのですぐ分かります。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
様々な足の痛みの
原因と治し方
- 外反母趾の痛み
- 痛みはないが外反母趾
- ひどい外反母趾と痛み(足ヘバーデン「カサハラ外反結節」)
- 浮き指(指上げ足)
- 扁平足
- 小指の痛み(内反小指)
- 巻き爪・陥入爪
- 足指の疲労骨折及び変形
- 親指のしびれ感や痛み
- 第2指付け根の痛み
- 第4指付け根の痛み(モートン病)
- 第1指と第2指の間の痛み
- 指の背と指間のタコと痛み
- 指の付け根のタコ・魚の目
- 足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
- 足の甲の痛み
- 足関節の慢性的な痛み
- 外くるぶしの膨らみ
- 足底部の痛み(足底筋膜炎)
- かかとの痛み(踵骨骨底棘)
- 内くるぶし下部周辺の痛み
- アキレス腱の痛み
- かかとに起こる激しい痛み(踵骨骨端炎)
- 舟状骨の出っ張りと痛み(有痛性外脛骨)
- すねのはりや痛み
- すね内側1/3部の痛み(過労性骨膜炎)る
- すねの中の方に重い痛み(シンスプリント)