足裏がつる
笠原先生による解説
【症状】足裏・脚がつる
固い靴を履いて歩きまわった後や、激しいスポーツの後に、足の指を上に反らしたときに突然ビビーッ!とつってしまうことがあります。たいていは足指や足裏がつりますが、ごくまれに足の甲側がつってしまう場合もあります。
また、よくあるケースとして寝ている時に「ふくらはぎ」や「すね」がつってしまう事があります。一日の中で体温が一番低くなる明け方などに、少し足を動かした途端にギュギュー!と強くつって目が覚めるということがあります。ひどい場合は肉離れを起こす人もいるほどです。
【原因】足裏・脚がつる
(1) 足指・足裏・足の甲がつる
普段あまり使っていない足の筋肉を急に使った瞬間に起こります。
外反母趾・浮き指・扁平足で普段から足指や足裏の筋肉を使っていない状態が続いていると、筋肉自体が弱くなって常に疲労状態になっています。そのような人が急に足指に力を入れた時や、歩き始める時に負担が集中し「瞬間的な疲労」が発生します。
この「瞬間的な疲労」に対して、疲労した筋肉は熱(エネルギー)を少しでも蓄えておこうという防御反応が起こり、足裏や足指がつります。
たとえ無意識でも、急な動きが加わったことで筋肉が熱(エネルギー)を奪われないように防御反応(拘縮)を起こし、つっぱり感や激痛を感じるのです。
(2) すね・ふくらはぎがつる
原因は腰にあります。外反母趾・浮き指・扁平足などの足裏の異常により、足指が踏ん張れないと、その不安定を上部の腰が補い、疲労や変形・骨の異常が蓄積します。
たとえ本人が痛みを感じていなくても歪みや炎症・変形・骨の異常などの異常が隠れているのです。
これが坐骨神経の圧迫を起こすため、慢性的に脚の筋肉が疲労し固くなっていきます。
疲労した脚の筋肉は緊張や疲労して熱(エネルギー)を消耗します。これを防ぐ防御反応として脚がつってしまうのです。特に明け方などもっとも体温が低い時間帯に足がつってしまうのは、少しでも熱(エネルギー)を消耗しないようにと、寝返りや伸びをした時などわずかな動きが加わったことで筋肉が急激に防御反応を引き起こした結果だったのです。
【改善策】足裏・脚がつる
施術で治す場合
足がつる人は痛みがなくとも腰に異常がある人です。カサハラ式足裏バランステーピング法(痛みの有る場合)で足裏のバランスを整え、負担度(破壊力)より安静度(回復力)が上回る状態を保持しておくと3~6ヶ月で改善します。 さらに腰への負担を軽減し、坐骨神経の消耗を防ぐことが必要なので、同時にサラシ包帯で股関節を安定させる場合もあります。
自分で治す場合
自分で治す! 足裏がつる改善セット
自分でできる『足の痛み治療』は、足裏のバランスを整えることがポイント!
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- ● 簡単に、今すぐ自分でケアしたい方におすすめ。
- ● 自宅や外出先では足裏のバランスを整える「3本指テーピング靴下」を履きましょう。
- ● また、自宅や職場では「骨盤ベルト」を装着するのがおすすめ!
- ● さらに、クッション性抜群の「免震インソール」で衝撃とねじれを吸収無害化することも重要ポイント!
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テーピングの代わりとなるテーピング靴下を用いるなどで、足裏のバランスを整えて踏ん張る力をつけることが必須です。
外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)
また、腰・骨盤のゆがみを整えるために骨盤用「ココベルト」の利用をおすすめします。
ココベルト17
靴の中には人工筋肉素材の「免震インソール」を入れることで、歩行時に地面から伝わる「過剰な衝撃波とねじれ波」を防くので、足の痛み予防につながります。
免震インソール
また、自宅では足指の可動域を広げるグーパーリハビリ運動を行います。毎日片足5分ずつ、翌日に痛みが残らない程度に行います。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
様々な足の痛みの
原因と治し方
- 外反母趾の痛み
- 痛みはないが外反母趾
- ひどい外反母趾と痛み(足ヘバーデン「カサハラ外反結節」)
- 浮き指(指上げ足)
- 扁平足
- 小指の痛み(内反小指)
- 巻き爪・陥入爪
- 足指の疲労骨折及び変形
- 親指のしびれ感や痛み
- 第2指付け根の痛み
- 第4指付け根の痛み(モートン病)
- 第1指と第2指の間の痛み
- 指の背と指間のタコと痛み
- 指の付け根のタコ・魚の目
- 足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
- 足の甲の痛み
- 足関節の慢性的な痛み
- 外くるぶしの膨らみ
- 足底部の痛み(足底筋膜炎)
- かかとの痛み(踵骨骨底棘)
- 内くるぶし下部周辺の痛み
- アキレス腱の痛み
- かかとに起こる激しい痛み(踵骨骨端炎)
- 舟状骨の出っ張りと痛み(有痛性外脛骨)
- すねのはりや痛み
- すね内側1/3部の痛み(過労性骨膜炎)る
- すねの中の方に重い痛み(シンスプリント)