かかとのヒビ割れ
笠原先生による解説
【症状】かかとのヒビ割れ
かかとの皮膚が角質化し、硬くなっている状態で何度となく着地が繰り返され、まるで固くなったモチのようにヒビ割れてしまう状態です。
踵の表面(上皮)のみにうっすらとヒビが見られるケースから、ひどくなると皮膚の深層までヒビが達し、着地の度に激痛が走ったり、出血してしまうケースまであります。
【原因】かかとのヒビ割れ
かかとのヒビ割れには程度の大小が様々ありますが、原因は大きくふたつに分けられます。
一つ目の原因は外反母趾・浮き指・扁平足などの足裏の異常により腰を痛めている場合です。
足裏の異常により重心が踵(かかと)に片寄ると、体に左右差が起こります。そして足裏の不安定を腰が補うために坐骨神経が圧迫され、下肢が血行不良を起こしアキレス腱にも疲労が蓄積されます。
そして下肢の血行が悪い状態にもかかわらず踵からの着地を繰り返すことで、踵の角質が防御反応を起こし固くなり、着地による衝撃が繰り返されたことでヒビ割れになるのです。
二つ目は白癬菌(はくせんきん)(水虫)が原因となる場合です。
この場合は早めに専門医に相談されることをおすすめします。
【改善策】かかとのヒビ割れ
施術で治す場合
改善策としては (1) 下肢の血行不良の改善 (2) かかと重心の解消 この2点が必須です。
施術では低周波電気(足裏)や専用マッサージ器(フットバイター)・手技により足裏から緊張をほぐし、全身の血行を促します。特に、悪い歩き方により緊張したアキレス腱を、押圧することですね・ふくらはぎの緊張をほぐし、足先から心臓へ血液を送り返すポンプ作用を高めて血行促進を行います。
最後は足裏バランステーピングで重心を正しい位置に戻し、3点歩行を促してかかとにかかる負担を軽減させます。
また、足首が不安定な場合は、サラシ包帯を使い足首を無重力状態に近づけ、かかとにかかる負担を軽減させていきます。
およそ4~6ヶ月程で改善が期待できます。
自分で治す場合
自分で治す! かかとのヒビ割れ改善セット
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このサポーターは、かかとを左右からロックすることで動きを止めて足首を補強します。
※この商品は1個入り、左右兼用です。
また、腰・骨盤のゆがみを整えるために骨盤用「ココベルト」の利用をおすすめします。
ココベルト17
靴の中には人工筋肉素材の「免震インソール」を入れることで、歩行時に地面から伝わる「過剰な衝撃波とねじれ波」を防くので、足の痛み予防につながります。
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医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
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