足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
笠原先生による解説
【症状】足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
長時間歩いた後や、急激なスポーツの後に、足背部や小趾側が腫れたり痛くなったりする症状です。
歩いていたり立っていると痛みと腫れが出て、安静にしていると楽になるという特徴があります。
処置せずにこれを繰り返していると腫れと痛みがひどくなり、最後には足をつくたびにビリビリとした激痛が起こってしまう。これは第2中足骨や第5中足骨に疲労骨折が起きているためで、患部を指で強くつまむと限局性(狭い範囲内で)の圧痛があり、進行すると骨が太くなっていることが分かります。
【原因】足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
外反母趾・浮き指・扁平足などの足裏の異常があると、親指を踏ん張る力が弱いため、急激にスポーツをしたり、固い履物でホールスタッフのような長時間の立ち仕事をする人に良く起こります。
歩行のたびに母趾が「力点」、母趾球が「支点」、中足骨が「作用点」となり母趾からの圧迫が繰り返され、疲労骨折を起こしているのです。
これは太い針金を何度も何度も曲げると折れてしまうのと同じ原理です。
初期・中期の段階ではX線画像などではわからないため見過ごされることも多いので、実際には患部を指で強めにつまんで痛みの有無を確認する必要があります。
【改善策】足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
施術で治す場合

初期、中期ではX線像ではわかりにくく見過ごされがちですが、後期になると骨の肥厚を確認できます。
「痛みのある場合のテーピング法」で中足関節を固定し、足裏のバランスを整えておくと1ヶ月くらいでよくなりますが、固定をしないと長引くので注意が必要です。
自分で治す場合
実際に骨折などを起こしている場合は、医師の判断を優先し、あくまでもセカンド療法や参考としてご使用下さい。
仕事や外出時に!!
地面からの過剰な衝撃とねじれを吸収無害化
- 【特徴】
- ● 滑りにくい素材で日常ウォーキングにおすすめ。人工筋肉素材「ソルボ」の心地良いクッション性で、地面から繰り返される過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。かかと7mm厚型タイプ。
価格4,800円(税別)
自分でできない場合は、室内用として、専用外反母趾サポーターで代用することも可能です。
外反内反ダブルサポーター

外反内反Wサポーター(指間パッドタイプ)

3本指テーピング靴下との併用で強力にサポート。
弛んでしまった中足関節をしっかりサポートしながら指間パッドで歪みを改善します。
主に指が重なっていない「外反母趾初期~中期」の方向けです。
※テーピング靴下は別売りです。
外出用としては、緩んだ中足関節の弱めの補強をするために、伸びない包帯を甲部分に軽く巻いてテーピングテープで留め、その上からテーピングの代わりとなるテーピング靴下を併用する方法がお勧めです。
外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)

靴の中には人工筋肉素材の「免震インソール」を入れることで、歩行時に地面から伝わる「過剰な衝撃波とねじれ波」を防くので、足の痛み予防につながります。
免震インソール

医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
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