指の付け根のタコ・魚の目
笠原先生による解説
【症状】指の付け根のタコ・ウオノメ
足裏の指の付け根部分にできる分厚いタコで、角質層が異常に厚くなっており、歩いた時にタコが異物となり痛みを感じる症状です。
「中足骨胼胝腫(べんちしゅ)」とも呼ばれており、タコの一部が角質層より深い皮下に到達した場合、中心に芯ができた状態を「魚の目(ウオノメ)」と呼びます。
【原因】指の付け根のタコ・魚の目
外反母趾や浮き指があると、足指が踏ん張れないために、歩行時に足指の付け根を強く打ちつけてしまいます。
この時に、中の骨を守ろうとして起こる防御反応により角質層が異常に分厚くなってしまうのです。
また、足指が縮こまっていることも多くヒールやパンプスなどを長時間履いて、指の背にタコができることも多くあります。
【改善策】指の付け根のタコ・ウオノメ
施術で治す場合
皮膚が防御反応を記憶しているため、始めのうちはタコを削っても、3週間もすると同じようなタコがすぐにできます。これを3回くらい繰り返すと共に、「痛みのある場合のテーピング法」や「3本指テーピング靴下」と人工筋肉素材の「免震インソール」を使用して、足裏のバランスを整えていると6~10ヶ月くらいで再発しなくなります。タコは再発させないことがポイントです。尚、中足骨骨頭部の疲労骨折による痛みと、タコの痛みを錯覚している場合があるので注意が必要です。
自分で治す場合
仕事や外出時に!!
地面からの過剰な衝撃とねじれを吸収無害化
- 【特徴】
- ● 滑りにくい素材で日常ウォーキングにおすすめ。人工筋肉素材「ソルボ」の心地良いクッション性で、地面から繰り返される過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。かかと7mm厚型タイプ。
価格4,800円(税別)
自分でできない場合は、室内用として、専用外反母趾サポーターで代用することも可能です。
外反内反ダブルサポーター
外反内反Wサポーター(指間パッドタイプ)
3本指テーピング靴下との併用で強力にサポート。
弛んでしまった中足関節をしっかりサポートしながら指間パッドで歪みを改善します。
主に指が重なっていない「外反母趾初期~中期」の方向けです。
※テーピング靴下は別売りです。
また、外出用としては、緩んだ中足関節の弱めの補強をするために、伸びない包帯を甲部分に軽く巻いてテーピングテープで留め、その上からテーピングの代わりとなるテーピング靴下を併用する方法がお勧めです。
外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)
靴の中には人工筋肉素材の「免震インソール」を入れることで、歩行時に地面から伝わる「過剰な衝撃波とねじれ波」を防くので、足の痛み予防につながります。
免震インソール
また、自宅では足指の可動域を広げるグーパーリハビリ運動を行います。毎日片足5分ずつ、翌日に痛みが残らない程度に行います。タコがある場合は削った後に行いましょう。
- ・痛みがひどい場合は、指の付け根を打ち付けすぎて中足骨骨頭部の変形や疲労骨折の可能性もありますので、まずは専門家にご相談下さい。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
様々な足の痛みの
原因と治し方
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