外反母趾の痛み
笠原先生による解説
外反母趾の症状について
外反母趾の改善の仕方
【症状】外反母趾の痛み
親指の付け根に痛みがあるということは、今まさに、進行している時なのです。処置が早ければ早いほど痛みも早く取れ、何より変形を最小限に食い止めることができます。痛みが起こってから1~2カ月で骨が出っ張ってくるなどの変形をすることもあるのです。痛みが軽く慢性的な場合も2~3年放置すると、痛みだけは自然となくなってきても、親指の付け根の骨が出っ張るなどの変形を呈し、この変形は一生残ってしまいます。
そして、外反母趾は足だけの問題でなく、ひざ・腰・首などにも2次的な障害を起こしてしまいます。是非、身体のサインをしっかり受け止めて対処してほしいのです。
【原因】外反母趾の痛み
子どもの頃からデコボコした障害のあるところを歩くことがなく、靴や靴下で足が覆われているので、踏ん張る必要性を感じなくなって足裏のアーチ(中足関節)がゆるんでしまいます。
また、成長して大きめのスニーカーやかかとを踏んで上履きを履くようになると、脱げないように足指をひっかけて歩くことにより、指の付け根の骨を歩く度に地面に打ち付け、ますますアーチがゆるんだり、付け根の骨が防御反応で必要以上に発達してしまうこともあります。
【改善策】外反母趾の痛み
施術で治す場合
早目の処置として、テーピング法で足裏のバランスを整えて、正しく歩けるように癖付けます。正しく歩くことで、足裏の筋肉を鍛え直し、指が踏ん張れるようにすることが必要です。
- ・痛みの軽い方は、「痛みのない場合のテーピング法」で足裏のバランスを整え、指を使って正しく歩けるようにします。
- ・痛みや変形がひどい場合は、「痛みのある場合のテーピング法」を施し、伸びない包帯で横アーチが伸びきらないようにしっかりと保持し、指が踏ん張れるようにします。
自分で治す場合
仕事や外出時に!!
地面からの過剰な衝撃とねじれを吸収無害化
- 【特徴】
- ● 滑りにくい素材で日常ウォーキングにおすすめ。人工筋肉素材「ソルボ」の心地良いクッション性で、地面から繰り返される過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。かかと7mm厚型タイプ。
価格4,800円(税別)
- ・テーピングが難しい場合は、テーピングの原理を応用した専用外反母趾サポーターを室内用に、外出時はテーピング靴下などで対応しましょう。
外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)
外反内反ダブルサポーター
- ・靴の中には人工筋肉素材の「免震インソール」を入れることで、歩行時に地面から伝わる「過剰な衝撃波とねじれ波」を防くので、足の痛み予防につながります。
- ・また、自宅では足指の可動域を広げるグーパーリハビリ運動を行います。毎日片足5分ずつ、翌日に痛みが残らない程度に行います。
免震インソール
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
様々な足の痛みの
原因と治し方
- 外反母趾の痛み
- 痛みはないが外反母趾
- ひどい外反母趾と痛み(足ヘバーデン「カサハラ外反結節」)
- 浮き指(指上げ足)
- 扁平足
- 小指の痛み(内反小指)
- 巻き爪・陥入爪
- 足指の疲労骨折及び変形
- 親指のしびれ感や痛み
- 第2指付け根の痛み
- 第4指付け根の痛み(モートン病)
- 第1指と第2指の間の痛み
- 指の背と指間のタコと痛み
- 指の付け根のタコ・魚の目
- 足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
- 足の甲の痛み
- 足関節の慢性的な痛み
- 外くるぶしの膨らみ
- 足底部の痛み(足底筋膜炎)
- かかとの痛み(踵骨骨底棘)
- 内くるぶし下部周辺の痛み
- アキレス腱の痛み
- かかとに起こる激しい痛み(踵骨骨端炎)
- 舟状骨の出っ張りと痛み(有痛性外脛骨)
- すねのはりや痛み
- すね内側1/3部の痛み(過労性骨膜炎)る
- すねの中の方に重い痛み(シンスプリント)