モートン病を起こす人と起こさない人の差
同じような条件下で生活しているにもかかわらず、なぜモートン病になる人とならない人との差が起こるのでしょうか? この問題を追求・解明していないと、正しい原因の判断と正しい効率的な治療ができないばかりか予防にも役立ちません。
モートン病を起こす人たちの共通点が、外反母趾・指上げ足(浮き指)による足裏の異常なのです。中足関節が逆アーチ(船底形)になり、歩行時に両側から圧迫の元となります。蹴りだす時や着地時の過剰なねじれ波や船底形で一番低い部分となる第4中足骨骨頭部を打ち付けて、それが過剰な衝撃波となり、これを1日に何千回と繰り返してしまうのです。骨頭部分の軟骨が変形して神経を圧迫したり、また変形した軟骨がトゲのような骨棘となり、歩く度に周りの神経を刺激するためなのです。モートン病を起こさない人は、足裏がそれなりに安定しているのです。
もうひとつ重要なことは、『足へバーデン』や『リウマチ』などによる病変性の要因の有無なのです。『足へバーデン』『リウマチ』は、軟骨が変形しやすいという特徴があります。これに体重が加わるため、変形・圧迫・骨棘がより大きくなり、モートン病になりやすいのです。中年以降の女性でモートン病の判断には、この『足へバーデン』や『リウマチ』をまず最初に考えなければなりません。初期においては、MRIやX線画像に異常が現れないので、上下から指で強くつまむといった方法で損傷の程度を確認することができます。また、へバーデンやリウマチは膠原病のひとつであり、自己免疫疾患が関係しているとも言われています。
足裏の異常、外反母趾・浮き指・扁平足についてもっと詳しく知りたい方は
カサハラページ、足裏天国
http://www.ashiuratengoku.co.jp/
をご覧ください。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
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