医療行為と健康行為を区別する
私たちは他の人に施術を行う場合や健康・予防をアドバイスするとき、法的な見地から判断して有資格者が行う医療行為(キュア)と無資格者が行う健康行為(ケア)とを区別し、医師法・薬事法に触れないようし、特に健康行為(ケア)を行う者はその範囲から逸脱しないようにしなければなりません。
時代の変化・ライフスタイルの変化や社会の必要性と共にいろいろな人たちがいろいろな形で対応しているため、今この境界線の一部が曖昧になってきています。 医師や柔整師・治療家(有資格者)の役割と、健康促進者(無資格者)それぞれの役割を「治療の3原則」と「健康の3原則」の2つの原則に照らし合わせ、新たな線引きによって双方がそれぞれの役割をもって区別され、平等に共存でき、より効率的な医療行為(キュア)と健康行為(ケア)を人類に提供することを第1目的におかなければならないのです。
21世紀はそのような時代だと思うのです。
そして、その基となる3原則(治療の3原則と健康の3原則)の理論を過労性構造体医学(Gバランス医療)の中で説明しているのです。
時代の変化、ライフスタイルの変化に伴う社会の必要性に、スピードをもって対応し、今後はそれぞれの分野において分業化を図り、国が専門職として責任を持たせ、医療行為と健康行為を区別することが必要であると考えています。
その区別をするための基準は、過労性構造体医学(Gバランス医療)の中で説明している新しい理論をもって定義づけ、そして区別するのです。
フットケア整体(セカンド療法)は健康の3原則を行うもので、健康促進行為(ケア)に相当する施術なのです。
「治療の3原則」と「健康の3原則」の比較と区別
医療行為と健康促進行為を行う上で、(1)から(3)は同時に行うことが必要であり、治療や健康への最短距離となります。
私たちは、
医療行為においては「正しい診断による正しい治療」があり、
健康行為においては「正しい判断による正しい健康法」がある、
という重要性を知らなければなりません。
そして自分が実際に受けている治療法や健康法が本当に正しい行為なのか、自分でチェック・判断しなければならないのです。
一時的な気休め・慰安的な行為で終わり、治らないばかりか、むしろ慢性的に「いつまでたっても良くならない」といった状況に陥り、さらには悪化させてはいけません。
まずは自分で、痛みや不調の本当の原因を理解し、治療や健康法の良し悪しを判断しなければなりません。
その判断基準となるのが「治療の3原則」と「健康の3原則」なのです。
過労性構造体医学(Gバランス医療)で説明しているように、治療法や健康法には必ず3つのポイント、『治療と健康の3原則』があり、その3つのポイントには、はっきりした自然界の掟があるのです。
- 1.3原則の一番目は3次元までの縦×横×高さに対する、力学的アンバランス。構造学的アンバランスの整復や重力との調和を図る行為です。
これを医療行為(キュア)に当てまめると「患部の調和」ということであり、また健康行為(ケア)に当てはめると「重力との調和」ということになります。 - 2.3原則の二番目は4次元の時間、つまり価値的時間を生み出す手段ということであり、同じ1時間でもプラス面のほうが多く作用する時間を造りだすことをいいます。
医療行為(キュア)に当てまめると「患部の活性化」であり、健康行為(ケア)に当てはめると「血行の調和」ということになるのです。 - 3.3原則の三番目は5次元の環境条件、つまり肉体と精神の環境を整えるということです。
医療行為(キュア)に当てまめると「患部の安静固定」ということであり、健康行為(ケア)に当てはめると「力学的に弱い部分への補強・サポート」と「生活条件の調和」ということになるのです。
正しい医療行為(キュア)とは
その治療の3原則をまとめてみると
- 1.患部の調和
(調和の回復を図る行為、外科的手術、徒手的整復術、X線・MRI・CTなどの映像診断および力学的診断) - 2.患部の活性化
(血行促進行為、電気、マッサージ、湿布、はり) - 3.患部の安静固定
(負担度より安静度が上回る行為、各種の固定、ギプス、包帯)
正しい健康行為(ケア)とは
その健康法の3原則をまとめてみると
- 1.重力との調和
(足裏から全身のバランスを整える行為、フットケア整体、カイロプラクティックなどの各種バランス健康法) - 2.血行の調和
(うっ血改善行為、電気、マッサージ、温熱刺激による各種血行促進行為) - 3.生活条件の調和
(自然治癒力が十分発揮できる環境条件を整える行為、外面からは専用サポーター、バンデージ、コルセット、内面からは栄養学、健康食品、アロマテラピー、エステ、気功など各種いやし健康法)
以上の3原則が同時に行われてこそ正しい医療行為、正しい健康行為と認められるものであり、この3原則の1つが欠けてもいけません。3つのポイントを同時に行うのです。
今、私たちは気休め・慰安的な治療法や健康法に惑わされてはいけません。そしてまた、魔法的なものを期待してはならないのです。この3原則をきちんと行うことが結果的に最良となり、魔法と思われるくらい早く改善するのです。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
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