足の甲の痛み
笠原先生による解説
【症状】足の甲の痛み
甲の骨が高くなり、歩く度にズキズキとした痛みを感じたり、あるいは甲に触れただけでも痛みを感じるような状態です。
中高年で太り気味の女性に多く見られるが、急性では若年層にも見られ、その場合は激痛で足が地面につけられないこともある。
いずれも仮骨性の外反母趾があり、甲高になっている場合がほとんどで、甲にあるリスフラン関節が亜脱臼していることも多くあります。
【原因】足の甲の痛み
外反母趾・浮き指・扁平足などの足裏のバランスが悪い足では、足指が踏ん張れず、指を反らして歩いてしまうため甲の一部分に体重が集中します。
その負担が繰り返し過剰仮骨の形成を起こし、骨が高く盛り上がってしまい痛みを伴うのです。
外反母趾や扁平足の人は中足骨が下方に、ハイアーチの人は上方にそれぞれ亜脱臼している場合が多い。
【改善策】足の甲の痛み
X線画像に異常は出ない。母趾の付け根を握ってグルグルと回したときに、ポキッとしたリスフラン関節亜脱臼の整復音が聞こえることがあるが、これは左右で比べた場合、体重による負担が大きい右足に多い。
施術で治す場合
初期の段階や軽い痛みの場合は、「痛みのある場合のテーピング法」を2~3週間で続けることでよくなりますが、体重がオーバーしている人や悪化させてしまった場合は6~8ヶ月間を要するため、固定を根気よく行うことが必要です。その場合は、「痛みのある場合のテーピング法」をしてから足関節を中心にサラシ包帯固定を行い、甲に加わる体重の負担を軽くすることが大切です。
自分で治す場合
自分で治す! 足の甲の痛み改善セット
自分でできる『足の痛み治療』は、足裏のバランスを整えることがポイント!
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- ● 自宅や外出先では足裏のバランスを整える「3本指テーピング靴下」を履きましょう。
- ● また、自宅では「テーピング靴下」の上から「筒型サポーター」を装着するのがおすすめ!
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テーピングの代わりとなるテーピング靴下を用いるなどで、足裏のバランスを整えて踏ん張る力をつけることも大切です。施術では足首にサラシを巻きますが、自分で巻くのが難しい場合は「ヒールロックサポーター」を靴下の上から着用します。
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免震インソール
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
様々な足の痛みの
原因と治し方
- 外反母趾の痛み
- 痛みはないが外反母趾
- ひどい外反母趾と痛み(足ヘバーデン「カサハラ外反結節」)
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- 扁平足
- 小指の痛み(内反小指)
- 巻き爪・陥入爪
- 足指の疲労骨折及び変形
- 親指のしびれ感や痛み
- 第2指付け根の痛み
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