足と健康との関係

足と未病との関係


現在日本は世界でも類を見ない「超高齢化社会」に突入しようとしています。
少子化問題や介護問題が叫ばれている中、国の医療費は過去最高を更新し続け、文字通り青天井となっています。
現行の国民皆保険制度や社会保障制度が限界と崩壊に直面し、2025年の医療費は60兆円に達するとの見込みもあるほどです。(経済産業省発表)



現在国や地方自治体は医療費の削減を命題とし、新たなヘルスケア産業を展開しようという活動が始まっています。その中のキーワードとして「未病」という言葉があります。 「未病」とは、病気ではないが、健康ともいえない、つまり「命に関わるほどではなく、何となく調子が悪い状態」ということを指しています。 新たなヘルスケア産業で求められているのはこの「未病を治す」ことであり、日常生活の中でも「心身の状態を整えて、より健康な状態に近づける」ことと定義されています。(神奈川県・未病産業研究会)



では現代における未病とは何か?


“「未病」とは、健康と病気を2つの明確に分けられる概念として捉えるのではなく、心身の状態は健康と病気の間を連続的に変化するものとして捉え、このすべての変化の過程を表す概念のことをいいます。また、「未病を治す」とは、「未病」で示した心身の状態における一連の変化の過程において、特定の疾患の予防・治療に止まらず、心身全体をより健康な状態に近づけることをいいます。”
 ~神奈川県・黒岩知事の言葉より抜粋~


現代における未病を語るキーワードとして「ロコモティブシンドローム」「メタボリックシンドローム」という言葉がありますが、ここに神経的な症状を総称する「ニューロパチーシンドローム」という言葉を加え、
「ロコモ」「ニューロ」「メタボ」というキーワードで未病を定義することができます。

ロコモ → 運動器症候群を指し、運動器の障害により要介護になるリスクが高い状態になること。(2007日本整形外科学会)
そもそも人間の運動器は健康的な生活には必要不可欠なものであり、足・ひざ・腰・股関節・肩・手・首などに原因のはっきりしない痛みや不調を訴えていると要介護リスクが5.7倍になるという試算もあるのです。(2013厚労省)
つまり足裏から全身を、重力とのバランスで整えていくことが、ロコモを予防する最良の方法のひとつであると言えるのです。

原因がはっきりしない、足・ひざ・腰・首の痛みなど(変形性ひざ関節症、腰椎ヘルニア、頸椎症など)


ニューロ → 「原因のはっきりしない自律神経失調状態」は、足と首が原因となる「足頚性自律神経失調状態」「足頚性うつ状態」として捉えることができ、つまり悪い足による悪い歩き方によって首が繰り返し損傷し、自律神経が誤作動を起こした結果なのです。
ムチウチ症における後遺症状が外反母趾・浮き指・扁平足でも起こっているという事実を知らなければいけないのです。そしてそれは大人の「ひきこもり」から小中学生の「不登校」まで、年齢や性別を問わず、足と首の損傷が原因のひとつであるという事も知らなければいけません。

原因がはっきりしない、自律神経失調状態・うつ状態・パニック状態・不眠症・めまい・立ちくらみ・耳鳴り・めまいなど)


メタボ → 内臓脂肪型肥満と共に高血糖、高血圧、脂質異常症で、2つ以上を合併した状態をいいます。 実際の現場でメタボとされた人は、前述したロコモ(首の痛み)とニューロ(自律神経失調状態)を併発しており、やはり足と首の異常がメタボ(生活習慣病の要因)を誘発していると考えられるのです。

原因がはっきりしない、生活習慣病(血圧異常、高脂血症、Ⅱ型の糖尿病など)

「未病を治す」とは、”緊急性がなく、当分の間様子を見ても問題なく、自分の努力で改善が見込まれる状態”に導くということです。私達治療家は、「足裏から全身を、重力とのバランスで整える」ことで人間の自然治癒力・自己治癒力を最大限に高め、心身の状態を改善に導くことで「未病を治す」手助けができるのです。

【未病を治す3原則】
1.安定機能;足裏から患部及び全身のバランスを整え、自然治癒力を発揮させる
2.免震機能;足裏の免震処置と血行促進のバランスを整え、自然治癒力を発揮させる
3.環境改善;肉体と精神に及ぼされる環境条件のバランスを整え、自然治癒力を発揮させる

カサハラフットケア整体院では治療の3原則に沿った治療を徹底して行っています。


まとめると、莫大な医療費を削減するには、未病を治す、つまりいつも調子の悪い人をいつも元気で健康な人へと導くことが必要条件であり、それには「足と健康との関係」を正しく知り、具体的な方法として「足裏から全身を重力とのバランス」で整えることが必要不可欠であると分かるのです。


【公式】未病を治す専門サイト


このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
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