足と腰痛・股関節の痛みとの関係
患者さんの中には、すでに病院で「腰椎ヘルニア」「分離症」「すべり症」「狭窄症」と診断された人が多くいます。この人たちの足を調べると、約98%の割合で、外反母趾・浮き指・扁平足が見られます。
つまり腰痛・股関節痛の人たちは体の重心がかかとに片寄ってしまい、左右差を伴っているのです。
また腰痛・股関節痛の人には、ひざが反り過ぎている「反張ひざ」も多く見られます。ひざの反り過ぎは、かかとからの有害なストレスとなる過剰な衝撃波とねじれ波をひざから下で吸収無害化できないのです。そのため、腰がゆがみ(ズレ)が起き、腰の骨に損傷が起こるのです。
このように腰痛の最大原因は足に隠れているのですが、足は「足」、腰は「腰」と別々に診断や治療が行われ、なかなか良くならない、治りきらないということが往々になっています。その証拠にどこの医療機関を訪ねても「足を診せて」という所がありません。もしあなたが腰痛で悩んでいるのなら、自分の足を診て下さい。約98%の割合で外反母趾・浮き指・扁平足が見られるはずです。
これからは「腰痛は、足裏の異常と一緒に治す」という考え方が必要不可欠なのです!
治療法は「サラシ固定療法」が最も効果的です。三等分に裂いたサラシ包帯を使い股関節の外側にあたる「大転子」という部分をしっかり固定し、体重の負担を軽減させます。ここ骨盤を土台(基礎)とすることで、同時に骨盤や腰椎のゆがみ(ズレ)を解消し、安定するのです。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
様々な足の痛みの
原因と治し方
- 外反母趾の痛み
- 痛みはないが外反母趾
- ひどい外反母趾と痛み(足ヘバーデン「カサハラ外反結節」)
- 浮き指(指上げ足)
- 扁平足
- 小指の痛み(内反小指)
- 巻き爪・陥入爪
- 足指の疲労骨折及び変形
- 親指のしびれ感や痛み
- 第2指付け根の痛み
- 第4指付け根の痛み(モートン病)
- 第1指と第2指の間の痛み
- 指の背と指間のタコと痛み
- 指の付け根のタコ・魚の目
- 足背部の痛み(中足骨疲労骨折)
- 足の甲の痛み
- 足関節の慢性的な痛み
- 外くるぶしの膨らみ
- 足底部の痛み(足底筋膜炎)
- かかとの痛み(踵骨骨底棘)
- 内くるぶし下部周辺の痛み
- アキレス腱の痛み
- かかとに起こる激しい痛み(踵骨骨端炎)
- 舟状骨の出っ張りと痛み(有痛性外脛骨)
- すねのはりや痛み
- すね内側1/3部の痛み(過労性骨膜炎)る
- すねの中の方に重い痛み(シンスプリント)