テーピングした後のケアと注意点
テーピングは足の状態によって長時間貼らなければならない場合があります。時々貼り替えたり、皮膚を適度に休めたりしてかぶれないようにするため、いくつかの注意点があります。
また、上手に貼れたテーピング法はその瞬間から痛みも和らぎ、気持ちよく自然と安心感が出てきて、貼っていることを忘れて2~3分で忘れてしまう位です。
(1)「痛みのない場合のテーピング法」を行った場合では、お風呂に入ることができますが、テーピングを貼った初日だけは、できるだけ濡らさないようにするのがベターです。
さらに温まっている間、足先を浴槽の外に出して、できるだけお湯につけないようにしましょう。
また、お風呂から出た後は、タオルで水気をよく拭きとってからドライヤーで乾かしてください。
(2)「痛みのある場合のテーピング法」を行った場合は、テーピングの下に包帯を巻いているため濡らすことができません。そのためビニール等やカバーをかぶせて、テーピングがぬれないようにして下さい。通常、痛みは片方だけに起こる場合が多いので、反対側は痛みのない場合のテーピング法をされ、片足は濡らせます。
(3)人により皮膚状態に個人差はありますが、通常3~4日ごとに貼り替えます。
テープを外す際は、お風呂の湯でよく温め、濡らすとはがしやすいです。ゆっくりはがすようにして下さい。
そして、1日皮膚を休めてから次の日また貼るというパターンを繰り返してください。
(4)肌が弱い方は、肌の状態をみながら「テーピング靴下」や「専用サポーター」を代用され、テーピングと交互に使用しながら続けることも一つの方法です。
また、包帯を甲部分に薄く巻く方法「痛みのある場合のテーピング法」を行うと、甲部分のかぶれを防ぐことも可能です。更に簡単に行う方法として、『包帯とテーピング靴下の併用法』がお勧めです。
(5)テープ(サラシ包帯)は3~4日貼って1日休むという形で繰り返すわけですが、その休んでいる間、家に居る時は専用サポーター、出かける時はテーピング機能が靴搭載されている3本指テーピング靴下を併用すると効果的です。 または、簡単に行う方法として、室内ではサポーター、外出用には3本指テーピング靴下を交互に併用されるとベストです。
外反内反Wサポーター(指間パッドタイプ)
3本指テーピング靴下との併用で強力にサポート。
弛んでしまった中足関節をしっかりサポートしながら指間パッドで歪みを改善します。
主に指が重なっていない「外反母趾初期~中期」の方向けです。
※テーピング靴下は別売りです。
外反内反ダブルサポーター
(6)テーピングを貼る時間がない、難しいと思われる方は、自宅では専用サポーター、外出時は3本指テーピング靴下、更に靴の中に人工筋肉素材の免震インソールを入れて併用することをお勧めします。または、専用オリジナルの免震シューズもお勧めです。
(7)水虫、アレルギー、皮膚疾患などの著しい方は、テーピングは向きません。
(8)テープの厚さや素材により、通気性や持ち具合も異なりますので、注意しながら貼り替えて下さい。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
様々な足の痛みの
原因と治し方
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